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ヘヴィメタル好きによる日記。最近買ったCD、個人的な名盤紹介、企画っぽいものなんかをダラダラ書いていきます。
正当派ヘヴィメタル、パワーメタル、メロディックスピードメタル、スラッシュ、デス、ブラック、メロディックデス、ドゥーム、ゴシックなんでもアリ!メタル好きにとっても参考になるようなならないようなBLOGを目指す…までもなく、そうなりそうです。 記事ランキング
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2005年 11月 25日
SPELLBOUND / TEN (1998)
季節は秋。天高く、馬肥ゆる秋っつーことで、今回はTENです(オヤジギャグ、イエーイ)。いや、TENは結構好きなバンドなんですけどね、どうにも納得いかないことがあるんですよ。なんで「SPELLBOUND」は人気がないんですか。なんで中古300円で売られるんですか。納得いかーーーん! なんかアレですね、HELLOWEENでは「THE DARK RIDE」好き好き~♪とか、MEGADETHでは「YOUTHANASIA」サイコーとか言っているマイノリティパゥワー全開っつー感じもしますが、別に天の邪鬼で言っているわけじゃねえッス。マジで…マジで良いんですよう。まぁ、せっかく彼らのベストアルバム(リレコーディング)もリリースされたことですし、時節に乗ってるでしょ? 「SPELLBOUND」の人気がないことを推察してみた。たぶん、MEGADETHの「YOUTHANASIA」の人気がないのと同じだ。「TENらしくない」とかなんとか、そんなことを言われているんだろう。いや、俺だって最新作「RETURN TO EVERMORE」がかなり気に入っているし、TEN自体結構好きなんですよ。でも、「SPELLBOUND」が一番気に入っているんだよなぁ…。早い話がですね、TENっつーと「美麗なメロディを持つハードロック」なイメージがあるんですが、「SPELLBOUND」ではちょっぴりメタル寄りというか、激しいんですな。メロウな曲だってあるんだけど、一発目(2トラック目)から速い曲だし、そこら辺が違うんだろう。つ・ま・り・ですね、「TENかぁ…名前は知っているんだけど、ハードロックって遅くて退屈なんだよな~」という方にはうってつけなんですよ。別に速くなったからといって曲がシンプル化し過ぎたわけでもないし、相変わらずの悲しげで美しいメロディを持っているし、俺としては「何が不満なわけ?」と疑問なわけです。そんなわけですから、他人の評価が低いからといってひるまず、チェックしてもらいたい。折角なので、全曲紹介としゃれ込みます。 1)「MARCH OF THE ARGONAUTS」という荘厳にして流麗なインストに導かれ、2)「FEAR THE FORCE」が炸裂! 日本ではEP化されたこの曲は、TENにしては珍しくパワフルでスピーディな曲。そう、いわゆる「序曲~疾走曲」のフォーマットに則っている…この時点でTENらしくないといえますな。GARY HUGHESの声、歌い方ははメロスピ向きではない。でも、これがまた不思議な感覚でして、「冷めた情熱」とでも言うんでしょうか、冷ややかでありながら情熱的な歌い方が、バックの激しさがあって非常に格好いい。一転して3)「INSIDE THE PYRAMID OF LIGHT」はポップなブリティッシュハードと言った風。ワリとアップテンポというか、跳ねるような感じが面白い曲です。 そしてタイトル曲、4)「SPELLBOUND」です。「Yeeeeeah!」という声から入るのがまた格好いい曲。全体的な雰囲気はかなりオールドロックしている感じですが、コーラス部は美麗・華麗というTENらしいもの。グルーヴするオールドロック部とTENらしいコーラス部…この対比が得も言われぬダイナミズムを醸し出してます。非常にハードで格好良く、美しい曲。 5)「WE RULE THE NIGHT」はバラッド。ストリングスとピアノをバックにGARYが朗々と歌い上げる。コーラス部でドラム、ギター、ベースといったバンドサウンドも入ってくるが、とにもかくにもストリングス! コーラス部のメロディ…旋律が何気にアップダウンが激しくてクラシカルです。 6)「REMEMBRANCE FOR THE BRAVE」は胡弓(日本の楽器らしいが、まぁ中国っぽい音のする弦楽器。スカイギターの高音に似てます…って、そんな説明ないか)の音色をメインとした美しく儚いインスト。続く7)「RED」はアコギとGARYの歌に徐々にドラムなどが入ってきてからスタートする曲で、重めながらリズミカルで小気味良い。音自体はハードだが、ヴォーカルメロディが儚げで実に良い。 8)「THE ARCHEMIST」はアップテンポな曲で、ここ数曲じっくり聴かせてきたリスナーのケツを蹴り上げてくれる。若干曲がシンプル過ぎる嫌いはあるがノリも良く、これまたGARYの落ち着いたヴォーカルとの対比が面白い効果を持っている。9)「WONDERLAND」はピアノで奏でられるバラッド。7)同様、コーラス部からバンドサウンドが参加する。綺麗で情熱的でありつつ、まるで子供を慈しむような音楽だ(←分かりづらい)。 10)「ECLIPSE」はハードポップっぽい曲。GARYが比較的ダーティに歌っているのが特徴かな? ハードポップっぽく聞こえるのは、ギターに随行するキーボードのためかも。11)「THE PHANTOM」は心臓の心拍音から入る疾走曲。出だしの「追跡する」かのようなギターリフがメチャハードで格好いい!(TENらしくはないな)。コーラス部のヴォーカルラインが日本人の琴線に触れるハズ! ラストを締めくくる12)「TILL THE END OF TIME」はピアノとコーラス音を使ったバラッド。K曲調は落ち着いていてシンプルだが、その分ヴォーカルラインが微妙に変わっていくところなどは非常に芸が細かいというか、そういうところに俺はグッと来ちゃうね。 と、アツく語ってみました。ちなみに今年の4月、友人から「TENのベスト作れよ」と言われて、泣く泣くドラえもんに道具を出して貰って作りました。 01 STAY WITH ME 02 STRANGE LAND 03 BRIGHT ON THE BLADE 04 SILENT RAIN 05 RED☆ 06 SPELLBOUND☆ 07 EYES OF A CHILD 08 SAIL AWAY 09 GLIMMER OF EVIL 10 FEAR THE FORCE☆ 11 EVERMORE 12 THE PHANTOM☆ 13 CLOSE YOUR EYES AND DREAM 14 WE RULE THE NIGHT☆ ☆印が付いている5曲が「SPELLBOUND」収録曲です。勿論、CD-Rの収録上限があるわけで断腸の思いで切り捨てたり、流れを考えて取捨選択したところもあるんだけどね。それでも俺が「SPELLBOUND」が好きだってことがお分かりいただけるかと(収録曲の3分の1以上だぜ?)。 なお、俺の友人には、俺が色々TENの曲を聴かせているにもかかわらず「SPELLBOUND」だけ買っているヤツが存在します。そいつはメロディックパワーメタル大好きっ子(俺と同齢だが)なので、まぁそういう嗜好の方にはバッチリなアルバムと言えるでしょう。そんなわけで、「TENの中でも「SPELLBOUND」は不評だし、1枚だけ買った「BABYLON」はイマイチだったので、それ以降TENは買っていない」という貴方、「TENってハードロックでしょ? オイラはもうちょっと激しい方が良いナァ…」という貴兄は、Let’s listen [SPELLBOUND]!! CDを試しに買ってみるのって難しいよね。俺なんか学生の頃は中古中心で買っていて、気になるバンドは「あ、これは安いから買ってみよう」てな感じで買っているもんだから、結構な確立で不人気アルバムを買ってしまうことが多かったな(IRON MAIDENで初めて買ったのが「NO PRAYERS~」だったのも懐かしい思い出)。だからといって情報を気にしすぎても失敗することが多いし…。まぁ、このBLOGで流しているのも、その「情報」の1つ。まぁ、「こんなに「好き!」って言っているヤツもいるんだなぁ…。すげぇ安く売ってるの?、試しに買ってみるか」と思って貰えれば良いかな?と。難しい難しい。
by ilovemusicyeah
| 2005-11-25 00:29
| 音楽
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