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ヘヴィメタル好きによる日記。最近買ったCD、個人的な名盤紹介、企画っぽいものなんかをダラダラ書いていきます。
正当派ヘヴィメタル、パワーメタル、メロディックスピードメタル、スラッシュ、デス、ブラック、メロディックデス、ドゥーム、ゴシックなんでもアリ!メタル好きにとっても参考になるようなならないようなBLOGを目指す…までもなく、そうなりそうです。 記事ランキング
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2008年 12月 28日
気づけば12月も最終週。
今年のお仕事も無事に収め、ホッと一息です。 いつの間にこんな年末になってしまったのやら…。 そうそう、毎年毎年「これは12月のネタだな」と思いつつもスッカリ忘れて…というか、いつの間にやら年が明けてしまって「うぅ、年末まで待つか」なんてことを毎年のように繰り返して参りました。 そして、それを今年も繰り返してしまうところだった。 すんでの所で間に合ったようで良かったです。 今回、このネタを思い出したのもこの寒い時期、午後の暖かな陽の入るリビングでうたた寝をしたお陰です。 そんなわけで本日は12月用のネタと言うことで、ZABADAKの「十二月午後、河原でボクは夏の風景を思い出していた。」をご紹介します。 このミニアルバムについて上野洋子がインナースリーブに記しているが、「元々は舞踏集団 白虎社のVIDEOの為に創った曲達」が「音だけ独立させて聴いても」「合法的麻薬みたいな効用もある」かのように色々な情景を視覚化させてくれるとのことで、「今回自主盤という変則的な形を取りつつも皆さんの耳に届くことになった」とのことです。 収録曲3曲の内、2曲は10分前後の大作というのも驚きだが、3曲ともインストゥルメンタルというのも日本のアーティストとしては非常に珍しいと思う。 拙僧の場合は音楽が好きで好きで仕方が無く、ゲーム自体が好きなことからゲームミュージックにも手を出しつつ、本来のゲームミュージックの「ゲームの追体験が出来る」を越え、プレイしたことのない、(昔は情報が少なかったので)画面すら見たことがないゲームのサントラであっても「え?いや、やっぱデコは抑えておかないと」などとほざきながらCDを買っていた人だからOKです。 が、普通に考えれば元々歌モノ(?)をやっている人たちのインストオンリー音源なんてなかなか出せないのでは?…と驚いてしまう。 ”声”は入っているが”歌”は入っていない。 「自主(制作)盤で出す」というところからも、そのリリースの大変さと、「それでもリリースしたい」という吉良知彦&上野洋子の意志が窺える。 そして、このミニアルバムを聴けば、その理由も大納得出来るハズだ。 1)「KIMELLA」…10分36秒の大作です。 ですが、その長さ自体が全く感じられない。 ヒーリングミュージックというモノがどのようなものかは(わざわざ聴くまでもないと思っているので)知らないが、こういう曲だったら癒されもするだろうと思う。 終始落ち着いたムードであり、それでいて場面が徐々に展開していくのが分かる。 ギターが鳴き声を上げたかと思えば象の鳴き声が聞こえたり、男声が訳の分からない声を上げていたり…。 いつの間にか盛り上がり、ふわりと着地するように曲は閉じていく。 曲構成から何からが素晴らしい曲だ。 なお、メインテーマとも言うべきフレーズがあるが、拙僧にはどうもそれがゲーム「YsII」の最初のダンジョン「ムーンドリアの廃墟」から入る「聖域」のBGM「NOBLE DISTRIT OF TOAL(トールの聖域)」に似ているように思えてならないが、曲調が似てないことからも、同意してくれる人は少なそうでションボリ。 2)「十二月の午後、河原で僕は夏の風景を思い出していた。」はZABADAKらしい深みのある音世界を広げつつ、美しくもたおやかなフレーズが耳を捕らえて放さない。 なお、原題は「漂流教室」だが、静けさと美しさの中に、ヒグラシの鳴き声が入ったりはしているものの…何故このタイトルに改名されたのかはサッパリ分からない。 ただ、アルバムジャケットはこの曲を表しているような気がする。 銀世界の中にたたずみ、去っていった秋でもなく、来るべき春でもなく、ただぼんやりと夏の風景を思い描く。 そんな曲だ。 3)「光の王国」 女声を単体で出し、そこから”王国”らしい荘厳なフレーズを持ってきた後は軽音的ななギタープレイが聴けるフュージョンっぽい曲だ。 しかしその音楽も吹きすさぶ風のSEと共にフェードアウトしていくと、代わりに出てくるのはピアノとギター、笛といった楽器を使った落ち着いたパート。 それも徐々にムードを上げ、キーボードやベースが入って来て明るさを取り戻す。 一大絵巻…いや、一大音巻か。 まぁ、なんだかんだ言ってもZABADAKはデビューアルバムからしてインストを収録しているわけで、その上クォリティの高い楽曲を提供してくるところも流石なわけで、そういう意味でもZABADAKは相変わらずZABADAKだ…と言える。 ニューエイジ色が感じられるので、合わない人は合わないかもしれないけど、まぁそりゃあどんな音楽にも言えることなので…。 そんなわけで、師走だというのに(…だからか?)コタツから出られない貴方、「冬より夏の方が良いなぁ」とポケっとしながらも思っちゃう貴兄は、Let's listen 「十二月の午後、河原で僕は夏の風景を思い出していた。」!! 桜の咲き乱れる"歩きたくなる径"をそぞろ歩く。ZABADAKの「桜」 http://ilovehmhr.exblog.jp/3424248
by ilovemusicyeah
| 2008-12-28 15:59
| 音楽
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