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ヘヴィメタル好きによる日記。最近買ったCD、個人的な名盤紹介、企画っぽいものなんかをダラダラ書いていきます。
正当派ヘヴィメタル、パワーメタル、メロディックスピードメタル、スラッシュ、デス、ブラック、メロディックデス、ドゥーム、ゴシックなんでもアリ!メタル好きにとっても参考になるようなならないようなBLOGを目指す…までもなく、そうなりそうです。 記事ランキング
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2005年 10月 30日
今回のお題なんですが、MEGADETHの「YOUTHANASIA」です。俺としてはMEGADETHで一番好きなアルバム…というより、MEGADETHは好きじゃないけどこのアルバムは好きなんですが、MEGADETHファンに言わせると「そんな馬鹿な」ということらしい。ちなみに、俺自身も「MEGAETHの中では「YOUTHANASIA」が一番好き」ながらも、「捨て曲ナシの最高のアルバムだ♪」とは思ってません。しかし、あまりの低評価が気になるアルバムなので、この良さを宣伝していきたいと思っているところです。
まず、MEGADETHファンの方々に最初にお断りいたします。 「どうもすんません、どうやら俺、MEGADETHファンではないようです」 音楽なんて理屈や理由はいかに並べようとも、合う合わないっつーのは付いてまわるものですんで…。ただ、俺自身「このバンドは良い。このバンドはダメ」や「このジャンルは良い。このジャンルはダメ」という考え方をしない人のため、MEGADETH全面否定ではなく、「MEGADETHの「YOUTHANASIA」と「COUNT TO EXTINCTION」は良い。他のはそれほどでもないかな?」という状態なんです。MEGADETHファンの方々には、「MEGADETHについて変わった視点で見たもの」として捉えて貰えれば幸いです。 MEGADETHファンから見た「YOUTHANASIA」(推測) 「YOUTHANASIA」がMEGADETHファンに不人気というのはワリと聞くことで、実際俺の回りのMEGADETHファンもそういう評価です。彼らが言うには「「YOUTHANASIA」は別物」とか「「YOUTHANASIA」はMEGADETHっぽくない」とかいうことです。では、そういうMEGADETHファン達はどのアルバムが良いというのでしょうか?これは俺の先輩もそうなんだけど「やっぱMEGADETHといえば「HUNGAR 18」が入っている「RUST IN PEACE」じゃねぇの?」と言う。その言葉を飲み込んだ上で見てみれば、確かに「YOUTHANASIA」は「MEGADETHらしくない」だけではなく、「スラッシュメタルらしくない」と言える。確かに別物だ。何しろミッドテンポの曲ばかりであり、しかもそのリフはスラッシュメタルらしいかというと「?」なものが多い。唯一速い曲といえば(日本盤ボーナストラックを除けば)最後に入っている「VICTORY」のみ。 なるほど、これをHELLOWEENに置き換えてみるとよく分かる。俺はHELLOWEENはかなり好きだが、もし「いやぁ、俺、HELLOWEEN好きなんスよ。とはいっても「CHAMELEON」だけスけどね、テヘ♪」なんて言われた日には、そいつをスーパー宇宙兵器で因果地平へ「GOOD-BYE MY FRIENDS」(BLIND GUARDIAN)ですよ。 「YOUTHANASIA」への道のり 実は初めて買ったMEGADETHのアルバムが「YOUTHANASIA」なんですが、「RUST IN PEACE」までは友人に借りて聴いたことがあった。勿論、その時にはイマイチだと思ったのでMEGADETHは気にしていなかった。しかし、ビデオクリップ「SWEATING BULLET」を聴いて「お?」となり、「99 WAYS TO DIE」を聴いて「お♪」となり、「YOUTHANASIA」からシングルカットされた「A TOUT LE MONDE」を聴いて決意し、アルバムを購入。そう、実は「YOUTHANASIA」が俺にとっての初購入MEGADETHアルバムだったんだ。俺が持っているアルバムは「RUST IN PEACE」「COUNTDOWN TO EXTINCTION」「YOUTHANASIA」「CRYPTIC WRITINGS」。つまり、「YOUTHANASIA」から入って、遡って「RUST IN PEACE」で躓き、「CRYPTIC WRITINGS」で躓き、「あぁ、やっぱ俺って「YOUTHANASIA」「COUNTDOWN TO EXTINCTION」が好きなだけで、MEGADETHなら何でも好きってわけではないのね」って自覚しちゃったワケです。 「COUNTDOWN TO EXTINCTION」でテンポゆっくり目のメロディ入りーのの要素が入ってきてますね。ビデオクリップを見て気に入った「SWEATING BULLET」もそうだし、シングルカットされた「SYMPHONY OF DESTRUCTION」も格好いい。で、ここで暫く休止していたんでしょうか?、途中で出た「99 WAYS TO DIE」(「THE BEAVIS AND BTT-HEAD EXPERIENCE」に収録され、後に「HIDDEN TREASURES」にも収録されてますね)は重量感があり、端々に爽やかなギターが入る佳曲。そう、「YOUTHANASIA」に至るまでに「スピード押さえ目」「メロディの大胆導入」「重量感を(若干)モダンなヘヴィリフにより表現」という要素はあったわけですよ。そいつがドカドカ入り、その分、従来のスラッシュメタルなMEGADETH感覚が見えなくなっちゃったのが「YOUTHANASIA」と言えまいか? 決して突然変異はしていない。 んで、「YOUTHANASIA」は単なる迷盤なの? 「YOUTHANASIA」はMEGADETHらしいとは決して言えない。しかし、MEGADETH的要素が皆無かと言えばそういうことでもなく、やはMUSTAINE氏の唸るようなヴォーカルだったり格好いいギターリフだったり、FRIEDMAN氏の流麗なギターフレーズであったり、そういうところではしっかりMEGADETHだったと言える。しかし、MEGADETHファンがMEGADETHに求めているものが極めて少ない…そういうアルバムだったのではないかと思う。 MEGADETHファンの方々のすべてが「YOUTHANASIA」を「駄作」と思っているとは俺は思わない。確かにMEGADETHファンがMEGADETHに求めているものとは違ったものが提示されているかも知れない。しかし、MEGADETHファンの結構な割合の方々が低い評価をしているようで、MEGADETHファン以外に「YOUTHANASIA」の魅力が伝わらないのではないかと思うんだ。本気で駄作ならばそれでも良い。しかし、俺なんかは「勿体ないナァ」と思うわけです。そう、俺のように「MEGADETHが好きってことではないんだけど、「YOUTHANASIA」は好きだよ」って思う人がいるかも知れない。それに、このアルバムを皮切りにMEGADETHを好きになるかも知れない。そう考えると「YOUTHANASIA」を埋もれさせるのは勿体ないと思う。 MEGADETHファンの方だって、他の人に「RUST IN PEACE」を聴かせて気に入って貰えなかったとしても、「YOUTHANASIA」を聴かせたら気に入るかも知れない…そんな風には考えたことがなかったんじゃないだろうか? 何人に一人か何十人に一人か何百人に一人かは分からないけど、「YOUTHANASIA」だけをMEGADETHの中で気に入る人はいます(ココに)。ちなみに俺の友人にもいます。そういうもんなんですよ、たぶん(類は友を呼ぶ…ってね)。 んじゃ、「YOUTHANASIA」を斬ってみようよ まず、全体を覆っているのは「暗い」「重い」雰囲気です。しかし、単に暗く重いものにならないようにしているのがFRIEDMAN氏由来と思われる美しいギターフレーズ。しかし、全体的にミッドテンポなので、体を揺すって乗るような感じですかね。首を振るような曲は入ってませんので、そこら辺は事前に覚悟しておいた方が良いかも。まぁ、そのせいでアルバムがダレたような印象を与えやすいんですけどね。 良い曲をピックして紹介しよう。 1)RECKONING DAY ヘヴィなリフと重々しいリズムで構成された格好いい曲。美しいメロディを持つギターソロが最高にイカしてます。アウトロでドラムが鳴り続けるところもグーです。 2)TARAIN OF CONSEQUENCES スティックによるカウントから硬質なギターリフで入るが、テンポが軽快で体を横に揺すりたくなるような曲。コーラス部が流麗な感じで、他のパートとの違いがダイナミズムを出していて良いんじゃないでしょうか? MUSTAINE氏のヴォーカルも合間に「ハッ」と合いの手っぽいのがはいったりして面白い。 3)ADDICTED TO CHAOS 暗く、沈み込むようなムードを持った曲。しかしながらコーラス部の美しさに救われる。曲全体を覆う暗いギターリフが格好いい。 4)A TOUT LE MONDE 繊細かつ力強いバラード。個人的には絶品だと思う。 7)BLOOD OF HEROES 重く荘厳なイントロから重いギターリフ。全般的に重いが、緩やかな「LADIES AND GENTS、~」の部分が異様に格好良く感じてしまう…感じてしまうんだナァ…。 8)FAMILY TREE 明るく爽やかっぽいイントロはこのアルバム唯一のものだが、すぐヘヴィ路線へ…。ギターレスの状態から入ってくるギターリフは鳥肌もんです。この曲もコーラス直前の部分が格好いい。 12)VICTORY (ボーナストラックを除けば)ラストに収録された、このアルバム唯一のアップテンポナンバーにしてMEGADETHらしい(と思う)曲。MEGADETHの曲名が歌詞に盛り込まれまくっているので、(英語が分からない俺でも)歌詞を聴いているだけでも楽しめてしまう。曲の雰囲気としては「99 WAYS TO DIE」に似ている気がする。 まぁ、ここまで書いておいてナニですが、「YOUTHANASIA」を気に入る人ってワリと限定されちゃうかもなぁ…と思ったりして。ミッドテンポの曲が好きで、ヘヴィなリフも好きなような…それでいてメロディが欲しい人にはイケると思うんだけどね。あぁ、ちなみに俺は速い曲が好きです♪ スラッシュメタルは大好きですよ?(SLYAERとかKREATORとかSODOMとか) そんな俺でも「YOUTHANASIA」を気に入っちゃうんだから分からないものです。 とにかく、「YOUTHANASIA」を押入に封印しちゃっているMEGADETHファンの方、MEGADETHはイマイチ好きじゃないけどミッドテンポなヘヴィメタルは好きな方は、一発聴いてみる(聴き直してみる)のもアリなんじゃないでしょうか? そんな負け犬の遠吠えチックなことを書きつつ、Let’s listen 「YOUTHANASIA」! えぇ、こう言っている私ですから、今は「RUST IN PEACE」を再評価しようと思ってます。聴き直してみたら結構気に入るかも知れないし…折角買ったCDですんでね! YOUTHANASIA 重量感………………☆☆☆ 効果的メロディ度……☆☆☆☆☆ MEGADETHらしさ…☆
by ilovemusicyeah
| 2005-10-30 18:56
| 音楽
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